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YOSAPARK Rankaのよもやま話~第11回~

皆さんこんにちは!

 

宮崎県都城市でリラクゼーションサロン・妊活・マタニティケア・ボディケアを行っている

YOSAPARK Ranka、更新担当の富山です。

 

 

 

温活の歴史について〜体を温めることは、いつの時代も人を救ってきた~

今回は、「温活(おんかつ)」の歴史について深掘りしていきます。

今でこそ「温活」は女性誌や健康メディアで頻繁に取り上げられるようになり、日常的なセルフケアとして定着しつつありますが、実はこの“体を温める”という行為には、古代から続く深い知恵と文化が根づいています。


■ 古代から続く「温める文化」

 

「体を冷やすことは、万病のもと」――この考え方は、何千年も前から世界中に存在していました。

● 東洋医学と温めの原点

 

中国では紀元前の時代から、冷えは“陽気の不足”とされ、体のエネルギー(気)や血の巡りが悪くなることによって病気を引き起こすと考えられてきました。


漢方では「冷えは未病(病気の手前)」と捉えられ、体を温めるための食材、薬草、入浴法などが体系化されました。

たとえば:

  • 生姜やシナモンなどの体を温める食材

  • ヨモギやニンジンを使った温補の漢方薬

  • 足湯、薬湯、温石(あたたかい石)を使った治療法

● 日本の「お風呂文化」も温活の一種

奈良時代の仏教文化にもとづく“薬草湯”や“湯治”は、体を温めるだけでなく、心を鎮めるものとしても大切にされてきました。

江戸時代には「銭湯」が庶民の間で広まり、入浴が日常習慣になることで、「温めて癒す」という文化が生活に根づいたのです。


■ 近代における温活の再評価

 

明治以降、西洋医学が主流になると、体温や血圧、数値による健康管理が重視されるようになりますが、一方で「冷え性」という症状の悩みが顕在化。


特に女性に多く見られる冷え性や生理不順、不眠、慢性疲労などの不定愁訴が社会課題となり、「冷え」が病気の引き金であるという考えが再び注目され始めます。

2000年代以降になると、「温活」という言葉が使われ始めました。
以下のような流れで一般層へと広がっていきます:

  • 美容・健康系メディアでの特集

  • エステやリラクゼーション業界の参入

  • 冷え性対策商品(腹巻、温感ジェル、入浴剤)の普及

  • スマートフォンによる睡眠・体温管理の普及

つまり、「温めることで整える」「冷えを防ぐことで健康を守る」という東洋的な知恵が、現代的なライフスタイルに合わせて再発見されてきたのです。


■ 温活は“予防医療”の入り口でもある

 

現代では、生活習慣病やメンタルヘルスの不調が増えるなか、体を温めることが全身の巡りを良くし、自然治癒力を高めるというシンプルなアプローチが注目されています。

冷えにより:

  • 自律神経が乱れる

  • 血流が悪くなる

  • 代謝が落ちる

  • 免疫力が低下する

このような連鎖が起こるため、冷え対策=健康維持の第一歩なのです。

温活は、単なる美容やダイエットだけでなく、**「生きる力を育てる生活習慣」**として、これからますます広がっていくでしょう。

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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